鍼治療は、痛くないですか?
痛いという方と痛くないという方に大きく分かれます。痛いと言っても注射のときのような痛みはありません。鍼灸のはりは注射針よりずっと細く、髪の毛より少し太いくらいです。蚊のはりは髪の毛より細いです。蚊に刺されたよりは痛いかもしれません。それでも痛みに弱いとおっしゃる方ははりが肌に触れただけでも痛がりますし、「えっ、もう刺しているんですか」と刺されたことがわからない方もいらっしゃいます。
はりを刺すときの痛みのほかにはりが皮膚に入ったあとににぶい痛みやズーンとした重い感覚が生じる場合があります。これははりがツボに入って効いているときに生じると言われる「ひびき」かもしれません。「ひびき」の感覚は時間とともになくなりますので、安心してください。当院ではからだの奥底を走る経絡に向かってしっかりとはりを刺しますので、この「ひびき」や「痛み」を感じることが多いかもしれません。
針先が毛穴に入ったときや針先が痛みを感じる神経にあたったときはピリッとした痛みが続くことがあります。いつもと違う痛みが生じた場合は、すぐにおっしゃってください。痛みの少ない場所に刺しなおします。
おきゅうでヤケドはしませんか?
おきゅうはもぐさが燃える熱さを伝えて効果を出すものと、もぐさが燃えて軽いヤケドを作ることで効果を出すものがあります。当院では熱さを伝えるおきゅうや電気温灸器を使ったおきゅうをおもにします。皮膚に小さなヤケドを作る場合は事前に説明しますし、お顔などにはしません。
生理中にはりやきゅうを受けても大丈夫ですか?
生理中もはりときゅうを受けることができます。ひどい生理痛など生理にかかわる症状があるときは、はりやきゅうで症状を緩和することができます。
妊娠中にはりやきゅうを受けても大丈夫ですか?
妊娠中でもはりときゅうを受けることができます。助産院のなかにははりやきゅうができる助産師さんがいて、つわりを緩和したり、逆子を治したりしているところもあります。合併症があるため心配な方は医師にはりやきゅうを受けてもいいか相談してください。
はりときゅうに副作用はありますか?
治療後に一時的にだるくなったり眠くなったり少しふらついたり吐き気があったりします。これははりときゅうによって身体が本来の状態に戻ろうとする際に起こるもので、通常は1日〜2日で落ち着きます。
内出血することもありますが、毛細血管からの出血ですので、これも数日で自然になくなります。血管梗塞などの持病があり血液をサラサラにする薬(抗血小板薬、抗凝固薬など)を服薬している方は必ず事前にお申し出ください。
厳密にははりを刺すことで神経を損傷するリスクも考えられますが、鍼灸のはりの細さではほぼ起こり得ないと言ってもいいと思います。ただ太いはりで肺に刺すと気胸を起こします。よってお腹も背中も肺の近くでは決して深く刺すことはありません。
皮膚が敏感でアルコール消毒でかゆみやかぶれを起こす方も必ず事前にお申し出ください。アルコールを使用しない消毒方法を用います。
鍼灸は健康保険がききますか?
医師に同意書を書いてもらうなどいくつかの条件をクリアすれば、鍼灸も健康保険の対象となります。ただし保険で認められているのは医師の同意が得られた疾患について15分ほどの治療となります。15分では全身を見ることができませんので、当院では当面の間、自由診療のみとさせていただきます。
鍼灸治療は、医師や他の専門家による診断や治療を受けることを妨げるものではありません。鍼灸治療と他の治療をうまく併用してください。当院施術スタッフは精神保健福祉士の資格をもっておりますので、必要であれば医療機関や障害者福祉機関、子ども若者育成支援機関などと連携をとることもできます。